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作り手の思いが詰まったお米と大豆は、丁寧で優しい味がした。佐伯市弥生の『農事組合法人 王冠』

佐伯市

大分特産品

お土産

春めいてきて、読書に最適な場所はないかと探し求め日々さまよい歩いてる、活字中毒あやじです。

春風に誘われるままに、新緑の匂いを嗅ぎながら歩いていると目の前に広大な畑が見えてきた。

目の前は畑!その先も畑!ついでに後ろも畑!

気がつけばここは佐伯市弥生!

佐伯市といえば小野正嗣氏!
『九年前の祈り』で芥川賞を受賞したのはもう2年前なんですね。
ちなみに小野さんは蒲江のご出身ですが…

さまよって歩いてたのは大げさですね(笑)実はここに、こだわりのお米や大豆を栽培している『農事組合法人 王冠』さんの事務所があると聞いてやってきたのです。

『農事組合法人 王冠』さん

どんなこだわりがあるのか?
こだわりのお米の味は?
大切に育てた大豆からできた、こだわりのきな粉の製造方法と味は?

作り手の思いを伝えるために、このあやじ渾身のレポートをご覧ください!

広大な土地で育まれる減農薬米

『農事組合法人 王冠』さんの代表理事:田原俊秀さん(通称:トシちゃん)と、加工・直売担当の安達八恵子さん(通称:やえさん)にお話を伺いました。

代表理事の田原さん

加工・直売担当の安達さん

ここで、なぜ通称まで書くかというと、皆さん通称で呼び合ってるほど仲がいい!
とにかく笑いが絶えない事務所。
作業中もみんなで通称で呼び合い、和気藹々とやっているそう
通称といえば、夏目漱石先生の『坊ちゃん』みたいなものだろうか?
校長は「狸」、教頭は「赤シャツ」、英語の先生を「うらなり」、画学の教師を「のだいこ」、そして坊ちゃんと同じく数学を教える教師を「山嵐」といった調子。
主人公坊ちゃん自身も、生徒から「天麩羅先生」と名付けられるんですよね。

ところで『王冠』の名前の由来は?
「事務所の前のあの木の前が昔広場になってて、“往還(おうかん)”って呼ばれてたんですよ。辞書を引いても往還って街道とか主要な道路って意味で、本匠に向かう大きな道が通ってたんでしょうね。その往還はこの地区の目印的な場所ですし、その往還の字を変えて『王冠』にしたんです」

ここが“往還”

で、実際の話どのくらいの面積を『王冠』で管理しているのか聞いてみた。
「管理している面積は15.5ヘクタールで、耕地利用率は170%ですよ!」

15.5ヘクタールって言われてもピンときませんよね?
東京ドームで例えると、3.2個分です!

東京ドーム3.2個分!

え?わからない?
そうですよね、ここはオオイタですもんね〜。
オオイタでわかりやすくいえば、大銀ドーム3個分!

それでもわからない方には、パークプレイス大分の店舗面積がすっぽり入るっていえばわかるでしょ!
端から端まで、上から下までお店を歩いて回ってみて!
どんだけ広いんだってわかるでしょ?

わかりやすく地図を出して来てくれましたけど、とにかく広い!

「高齢化に伴って、田を作る人たちがどんどん不足していってるでしょ?田畑はね、3年もほったらかすと元に戻すまでに倍以上に時間がかかるんですよ。なので、僕らは法人を立ち上げて、地区36戸の農家の土地を預かってるんです。」

法人化することで、耕運機などの機械を各農家が購入せずに済み各戸の負担が減る。
一括して管理しているから、作物の品質が安定して収穫できる。
などのメリットもあるんだとか。

組合でトラクターも所有

今時のトラクターにはエアコンついてます!

CDプレイヤーまでついてます!

そして耕作率170%って!
「お米の裏作で麦を作ってるんですよ。僕の大好きな焼酎麦をね!」とトシちゃん。
焼酎用の麦も作ってるんだ!
焼酎=(イコール)酒!
酒といえば、酔いどれ作家チャールズ・ブコウスキー!
代表作は「勝手に生きろ!」
酒と女、競馬と放浪に明け暮れた20代当時の自身の生活をもとに書き上げた長編小説です。
読めば飲みたくなるんだな〜。

そして来年には蕎麦の栽培も始める予定だとか。
なんかお話を伺っていると、農業って楽しそうだな〜って思った。
そりゃぁ自然相手だから、大変なことも多いと思うんだけど、話してるトシちゃんの目がキラキラ輝いててね、やりがいだとか誇りみたいなものを感じたからでしょうね。

とにかく楽しそうにお話ししてくれたトシちゃん

大切に育てた大豆からできる、こだわりのきな粉は焙煎次第!

ここで、やえさんの登場!
加工・直売担当のやえさんは、『王冠』で製造しているきな粉を一手に引き受けている“きな粉職人“

きな粉職人、安達八恵子さん

まずは、92歳の“川田のター兄”が手作りした焙煎機で大豆を焙煎していきます。

手作りの焙煎機

この火加減が大事で、ここのきな粉の美味しさの秘密らしいです。
強火で19分、弱火で19分という目安はあるものの、大豆の粒の大きさによって火加減を変えていくそう。
その火加減具合はやえさんしかできないとか。

やえさんの火加減で香ばしさが決まる

そして、焙煎後粗熱をとった大豆を製粉していきます。

少しずつ粉砕していきます。

焙煎した大豆を粉砕します

この製粉作業で終わりと思いきや、さらに作業は続きます。

少しずつ粉砕されたきな粉が出て来ます

粉砕機にかけられてサラサラのきな粉

製粉機にかけてもどうしても一定の大きさにならないので、目の細かいふるいにかけていきます。
これ、手作業!

さらに目の細かいふるいにかけます

出来上がったきな粉を食べさせてもらうと…

出来立てのきな粉!



ナンダこのウマさ!
ふんわりしているけど、香ばしさの後に大豆の香りがやってくる
きな粉ってこんなに美味しいものだったの?

すごいな『王冠』のきな粉!
すごいなやえさん!

『王冠』のきな粉

天皇への献上米「いちのくち米」のモチモチ感がたまらない

『王冠』の主力商品となっているのがお米。
以前は「王冠米」として販売していたが、名称を変更。

いちのくち米3kg 1,500円

番匠川の水がこの地区に一番最初に出てくる場所を“一の口”と言うそう。
そして“お客さんのお口に一番最初に入って欲しい”、“みなさんの一番のお米になって欲しい”と言う意味も含めて「いちのくち米」と名付けたんだとか。

以前、全国の選ばれた農家から天皇に献上する特別栽培米に選ばれたこともある逸品。

献上米を皇居に奉納した際の写真

で、実際に炊いて実食。
炊きたてのお米はそんなに香りませんが、モチモチ感と噛めば噛むほどに口中に広がる甘さがたまりません。

炊きたての「いちのくち米」

そして何よりすごかったのが、翌日のお弁当!

冷めても美味いお米

冷めてもモチモチ感が失われてない!
むしろ冷めてるからお米の甘さが際立っている

モチモチ感と、噛めば噛むほど甘みのあるお米

毎年、津久見市の青江小学校の5年生が田植えと稲刈り体験に来るそう。
その時に握り飯と漬物を出すそうなんですが、子どもたちが喜んで食べてくれるんだって。
いや本当におかずいらないよ!

2合分のサンプル米を500円で販売するそうなので、問い合わせてみて。
このモチモチ感とお米本来の甘さを味わって欲しい。

大豆にしても、きな粉にしても。お米にしてもやはりこの土地と水がいいんだろう。
20年かけて土壌改良をし、今では排水路にドジョウやホウネンエビ、カブトエビが戻ってきているそう。

大豆も粒がしっかりしています

たゆまぬ努力と、地域を愛する力で生まれた作物。
佐伯といえば魚のイメージが強いですが、農産物もポテンシャルが高い!
みなさんにも是非手にとって味わって欲しい。

お米や大豆、きな粉は佐伯市内の道の駅や、「さいき海の市場 まる」、サンリブ、トキハインダストリー、マルミヤ等で販売してます。

今回ご紹介したスポット
農事組合法人 王冠
  • 住所
    大分県佐伯市弥生大字細田240-2番地
  • TEL
    0972-46-2593
  • 営業時間
    8:00〜17:00
  • 定休日
    日曜
  • 駐車場
    あり
  • ウェブ
    https://www.facebook.com/oukanoiwa/
詳しい情報を見る

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